仮面福祉会

できることを切り売りしています

大人だからこそ見切りをつけていいはず

相性ということをこの1年じくじくと感じている。

前に片岡孝太郎の後援会イベントに参加させてもらったことがあり、質問コーナーみたいなので「共演したい役者はいるか」というようなことを聞いた。歌舞伎の公演を見ていると、何となく座組が決まってくる感じがあるので、どういうことなのかと思っていたのだ。
孝太郎はざっくばらんな人のようで、方向性の違う役者とはやりたいと思わないし、役者によっては相手を選ぶこと甚だしい人もいる、というような、大体察せられていたことを答えてくれた。
見る方としても例えば、七之助女形の時は立役は誰がいいとか、この座組で見たいとかは大変あるのでさもありなんだが、たまたまかち合わないだけなら、見たことない組み合わせで新しい発見をしてみたい気もする。

今度の4月のこんぴらは中村屋の定番の座組に中車さんが一緒なんだな。
ここ数年、七之助は中車さんとよく落語のものや人情ものをやっている。相性がいいのかな。ていうか芝浜か、芝浜だよ。いだてんのやつだし高輪ゲートウェイのやつだ。

しかしこの1年相性ということを感じているのは主に仕事の話だ。相性が悪いということがこんなにストレスなのかということのダメージが山積している年度末です。