仮面福祉会

できることを切り売りしています

そういえばあのときもあのときも

永遠に寝ていたいがおばあさんのところに行かねばならない。とても涼しい。

歩けるかしらと呟いていたおばあさんもちゃんとスーパーを一周でき良かった。帰宅すると親戚の人が来ていた。誰か来るならわざわざ私にお金払ってまで買い物行かなくてもいいのではと思わないでもないが、何か都合があるのだろうと甘んじる。

終えて昼をとりお兄さんと筋トレ。飼い犬の話を聞く。忙しくて構えていないせいか、最近柱をかじったりしてまずいのだという。その流れで少なくとも2部屋ある家に住んでいることが察せられ、トレーナーさんって稼いでんだなぁと感心した。自分でジムを開いて犬を背負って仕事をしたいと言っていて、早くそうしたらいいと思う。

スニーカーがボロボロになってきたので新しいのを買った。袋が有料だというのでマイバックを出したら、ドラえもんのハデなやつしかなかった。いかん、今日私はドラえもんのTシャツを着ている。ワンアイテムならおしゃれと言い切れるかもしれないが、複数身に着けていたらそれはオタクだ。はずかしい。羽織っていたシャツのボタンを閉じてごまかす。
古いスニーカーの中敷きを流用しようと思い付いて取り出したら、母指球の辺りが薄くなり破れかけていた。甲斐を感じる。

入院している祖母に電話をする。心配していた認知能力のほうは大丈夫そう。階段や風呂など、生活のシーンを使ってリハビリをしているのだそう。本人は元に戻れそうだと言っているが、客観的にはどうなんだろう。戻れるのが、もちろん良い。

弟の結婚について、ずっと微妙な心持ちである。何だろうかこれは、寂しいのもあるが、私ができないことに着々取り組んで達成できて素晴らしいし悔しいという思いがある。芋づる式に色々思い出してしまう。優劣を感じているわけではないが、自分の至らなさにしょんぼりする。わたしはわたし、とは、いつまで経っても思えないもの。

カオスをつくって全部忘れる

弟と二郎に行く約束をした。それまで時間があるので映画を見に行く。割引チケットが今月で切れるから。

総理の夫を見た。悪人が出てこない系の内容で精神衛生的に良かった。しかし見る人の状況によっては癇に触ることもあるかもしれない。センシティブな内容をメジャーという力業で突っ切った感がある。役者さんがみんな良かった。

当初行くつもりだった二郎が13時閉店でとんぼがえり。やむなく都心の店に行くが、さほど待たずに入れる。丁寧に聞いてくれる店員さんで、噂に聞いていたような殺伐を見ることなく安心した。麺半分にして難なく完食し、儀礼を終えた。もうちょっとぎっとりしてるのかと想像していたが意外に普通で、ともあれ具が多いことで私は嬉しい。もうひとりでだって行けるわ。

ニンニク臭さを連れて表参道の美容院に行く。担当さん不在のため、10年以上存在を知っていながら切ってもらったことがなかった兄さんにお願いした。これきっかけで乗り換えられないかと思ったが、今日のためにしっかり引き継ぎをしてくれていたらしく誠意が申し訳なくてできない。保留だ。

二郎を弁明したらひとしきりラーメン談義になってしまった。べつにわたしラーメン好きなわけではないのだがな。それなりに楽しく過ごした。

遠くに住む友達が急に東京に来て会えないかというので、待ち合わせて会う。今日だけタスクが盛りだくさん過ぎるな。田舎暮らしのもやもやを話してくれた。地方の話を聞くと、日本中同じ方針で政策を進めてくのムリゲーだなとつくづく感じる。身近な課題と、幸せに感じる生活が違いすぎる。それでも友達は定住する気があるようで、偉いことだと感心した。私はせめて、下水があるとこに住みたいよ。

帰宅し家族で食卓を囲む。弟より、プロポーズをしたんだという報告を受ける。この1年半ぐらい、一生懸命関係を深め結婚にこぎ着けたというの、大変に偉いことだ。尊敬する。相手のプロフィールを聞くと、自分とは接点のないタイプの女の子で、聞いているだけで可愛い。仲良くなれるかしら心配だ。いや別にそんなに仲良くならんでいいんだけど、せっかく妹ができるんだしな…という欲は、ある。できたら慕ってほしい。とりあえず、いつか来るだろう実家がとにかく汚いことが気がかりだ。業者を呼んでくれ。

情緒が安定しない。